経済論戦は甦る
慶應義塾大学経済学部の竹森俊平教授の「経済論戦は甦る」が文庫本になっていた。
ここぞとばかりに購入。この本によって「慶應の良心」と称えられた竹森教授。
シュムペーターとアービング・フィッシャーの経済理論対立を軸に、日本経済の「失われた15年」における経済政策を読み解く。
僕の中での「信用できる経済学者」の一人に竹森教授を加える決め手になった一冊。手元において時々見返そう。他の著書でもそうだが、竹森教授は過去の文献から引用してくる文章にもこだわりが見られ、難しいテーマを扱っている割に平易であるとともに熱中しやすい本になっているようにも思う。
竹森教授は「世界デフレは三度来る」という上下巻でクレイジーな分量の著書も出している。時間と余裕があればこれにも挑戦したい。
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経済論戦は甦る (日経ビジネス人文庫 ブルー た 8-1) 著者:竹森 俊平 |
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