政府税調会長後任に香西泰氏
本間前会長の後任に、旧経済企画庁出身のエコノミスト香西泰氏を起用することが決定した。塩崎官房長官を中心に官邸主導で進めたそうだ。安倍総理とも親交がある人物らしく、身近な人物をトップに据えた格好だ。
香西氏は経済成長を重視する考えを表明したという。この点では本間前会長と同じ路線の人物のようだ。
一応の決着はこれで着いたが、安倍総理にはスピーディーな経済政策運営を期待する。反対勢力も「任命責任」など、程度の低い批判は時間の無駄なので避けて欲しい。
東大教授の伊藤元重氏で決まりだというふうに聞いていたので、この意外な決定には驚いているし、香西氏のことは全然存じ上げないのでニュースを見て戸惑ってしまった。伊藤教授の著書のミクロ経済学の本やマクロ経済学の本にはお世話になっているので、親近感を持っていただけにちょっと残念だ。ただ、東大生のブログを見たところ、教授の専門は国際経済学なので、「税制は専門外だけど大丈夫?」と心配されていて確かにそうだなと思ったり、「ただでさえTV出演や執筆活動で忙しいのにこれ以上忙しくなったら僕らの授業はどうなるの?」という切実な声もあって面白かった。
とにかくこれからどうなっていくのか見守りたい。
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ミクロ経済学 著者:伊藤 元重 |
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マクロ経済学 著者:伊藤 元重 |
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コメント
組閣早々二名の辞任とはまったくもってすばらしいですね。例え国の中心にいる人物であっても汚職しているだろうから必ず疑って掛かれ、との安倍総理からの忠告でしょうか?
さて、マスコミが盛んに突っついている内閣の不祥事。その裏で安倍総理は何をしようと考えていらっしゃるのでしょうか。そういえば小泉前総理のころ、タイゾー問題やその他の議員の汚職などが取りざたされている間に小泉氏は重要法案をそれほど目立たせることなくすすめたように記憶しています。同じことを安倍総理もしているという疑念はあながち間違いではないでしょう。憲法九条か、それとも防衛庁の省昇格か・・・・。たった一人や二人の不祥事など、切って捨てればよいだけのこと。マスコミも、それよりも伝えるべきことや追いかけるべきことがあるはずでしょうに・・・。
投稿: Rig | 2006年12月28日 (木曜日) 18時36分
Rig様、コメントありがとうございます。
相変わらず辛口ですね。「任命責任」というもの以前に、一個人としての問題でありましょうに・・・。総理に人を見る目がないのも問題がないこともないですが、問題のある人が議員をやっていたということが問題であるわけで。まあ、マスコミさんはこういうのが大好きですから。
投稿: SIR-5 | 2006年12月29日 (金曜日) 13時29分