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オール・シングス・マスト・パス 〜ニュー・センチュリー・エディション〜 アーティスト:ジョージ・ハリスン |
今回1番驚いたのはこのアルバムです。まったく、ぶったまげてしまいました。フィル・スペクターが共同プロデューサーで、エリック・クラプトンやボブ・ディランなどの豪華な仲間と共につくったせいか、ものすごく音が豪華で派手なものが多いんですよね。フィル・スペクターのアレンジと思われるものも、なかなかキマってるんですよね。アルバム"LET IT BE"では「??」な感じもしましたが、ここでは本領発揮という感じを受けます。一気に心を掴む印象的なイントロの曲が多いことも特筆すべきでしょう。ジョージの作詞・作曲の能力がこのアルバムでは大成したといっても過言ではないと思います。特に詞世界にとても深みがあって興味深いのです。いやぁ、これはとてつもなく完成度が高いアルバムでした。ジョージを見直しました。
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ポール・マッカートニー アーティスト:ポール・マッカートニー |
さて、こちらはうってかわって自宅録音などでつくられたポールのソロ・ファーストアルバム。確かに、ジョージの"ALL THINGS MUST PASS"のような豪勢な音作りはされていませんが、むしろそこがこのアルバムのウリです。質素な音の中に光るポールの才能や垣間見られる素顔を十分に楽しめるのですから。ポールの音楽の優しさや温かみが一層よく伝わってくるのですから。楽器はほぼ全てポールが演奏して多重録音されています。よって、ジョージのアルバムに比べればどうしても寂しく感じてしまうかもしれませんが、メロディアスな楽曲には過剰なアレンジは不要なのです。このアルバムも好きです。
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タッグ・オブ・ウォー アーティスト:ポール・マッカートニー,ワンダー・スティービー |
「007/死ぬのは奴らだ」のテーマ曲"LIVE AND LET DIE"以来となる、久しぶりの(8年ぶりかな?)ジョージ・マーティンのプロデュース作です。スティービー・ワンダーをはじめ色々なアーティストとの共演が楽しめるアルバムです。プロデューサーにジョージ・マーティンを据えたのは正解ですね。ポールほどの大物になると、曲の出来・不出来を直言できる人物が傍にいなくなってしまいますから。はっきり言ってあげられるという意味でマーティンは付き合いも長いですから適任だったと思います。というわけで、このアルバムもよく出来ています。様々な曲調が楽しめ、ポールの引き出しの多さが顕著です。僕はライブで聴いたこともありますが"HERE TODAY"が心に染みます。
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「オペラ座の夜」<最新リマスター・エディション> アーティスト:クイーン |
クイーンがその地位を完全に確立した渾身の一作だと思います。まさに女王の前にひれ伏すしかありません。クイーンのアルバムの中でも屈指の完成度の高さを誇っています。トータル的にも全く文句のつけようがありません。華麗なるクイーン・サウンドを十二分に堪能できること請け合いです。前作"SHEER HEART ATTACK"のイケイケな感じと次回作"A DAY AT THE RACE"の重厚感のいいとこ取りといった印象です。
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Mie&Kei 〜Pink Lady Best Selection アーティスト:ピンク・レディー |
最近の若者としては珍しいかもしれませんが(故に僕はもはや若者ではない?)、好きなんですよね、ピンクレディー・サウンドが。なんというか、僕のツボにクリティカル・ヒットしてくる曲が多いんです。落ちてほしいところに音が落ちていくというか、アレンジが聴いていて気持ちよくキマって来るんです。日本人の好みを熟知してるなぁと感心しきりです。2人は歌も上手いですし、どんなアレンジでも耐えられる技量がありますね。アイドル全盛時代はすごかったんだろうなぁ。「カメレオン・アーミー」のギターがどう聴いてもWINGS(ポール・マッカートニー)の"SOILLY"のベースプレイと同じで「オイッ!」と思いましたが・・・。
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