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2006年7月25日 (火曜日)

円谷プロに物申す

 さて、今日からまた色々語りますよ。

 まずはじめに断っておきたいのですが、これから述べるのはあくまで僕個人の意見です。

 最近、いやもっと前からですが、平成「ウルトラシリーズ」に大いに不満を持っています。かつてのようなクオリティーがないのではないかと。

 僕の「ウルトラシリーズ」との出会いから話を始めましょう。

 変かもしれませんが、初めて僕が出会ったのはウルトラセブンです。ウルトラセブンといえば、35年以上前に放映されていた作品です。僕は19歳ですから、世代的には一致しないのですが、僕が3歳ぐらいのときでしょうか、RKKという熊本の放送局で再放送がありました。僕は長崎生まれの長崎育ちですから普通は接点はないのですが、島原(長崎県で最も熊本県に近い)に住む伯母さんが親切にも録画したテープを毎回くれたのです。衝撃的でした。なにせ、初めて見たのが「明日を捜せ!」という回で、シャドー星人とガブラという怪獣が出てきたのです。このシャドー星人というのが3歳の子供にはへヴィーでした。顔がメタリックで無表情なうえ、人間を拷問するのです。また、ガブラもかなりへヴィーでした。うろ覚えなのですが、確か、セブンがアイスラッガーで倒したかと思いきや、切断された首が飛んできてセブンに噛みつくのです。初めて見た怪獣が、なんと恐ろしいことか。

 怖いという気持ちもありましたが、ウルトラセブンにはすぐハマってしまいました。なぜなら全てがカッコいいからです。無敵のヒーロー・ウルトラセブンはもちろんのこと(完全に無敵ではなったけれど・・・)、地球防衛軍という設定や、基地の内部やウルトラホーク(戦闘機)やポインター(水陸両用車)、それらの発進シーンに至るまで、とても35年以上前につくられたとは思えないほど科学的で、創造的で斬新でした。(最近知りましたが、1980年代あるいは2000年という設定だったそうです)

 また、この作品のさらなる魅力は、ゴジラの初期に通じるような、人間に対する疑念があちこちに散りばめられていることでしょう。これによってウルトラセブンがその他のウルトラシリーズやヒーローものとは一線を画しているのです。(ウルトラマンにも多少見受けられますが)  例えば、ギエロン星獣や、ノンマルト、ユートムなどが出てくる回が挙げられます。以下、少しこれらについて。

 ギエロン星獣・・・地球防衛軍が水爆の数千倍という威力の超兵器「R1号」を開発。絶対に生命体が存在しないと思われた灼熱の星、ギエロン星で実験する。実験は成功し、ギエロン星は木っ端微塵に破壊された。しかし、実際には生物が存在していて、「R1号」の爆発によって、大量の放射能をあびたことで恐ろしい怪獣となり、母星破壊に対する復讐のため地球に飛来した。この後、地球防衛軍は超兵器の開発を中止した。

 ノンマルト・・・「人類こそがその昔宇宙から来て地球を侵略したのだ、自分たちこそが地球の原住民だ」とする海底人。人類の侵略に際し、地上から海底へと逃げたが、いま人類がその海底をも開発しようとしているという危機感から、人類への攻撃を実行した。ただし、これらの証言は人間の少年(実は霊魂)によってなされ、ノンマルト自身が言った訳ではない。 地球防衛軍はこの話を否定し、応戦する。

 ユートム・・・地下に存在する謎の都市で生活するロボット。この都市は地球防衛軍によって破壊される。

 さて、本題に戻りましょう。これらの魅力ある「ウルトラ」はセブン以降衰退したと僕は見ます。レオまでは、ウルトラ戦士のデザインに関してはまあまあですが、そのほかはどんどん散々なものになっていきます。設定が子供だましで、戦闘機や車などもダサい。怪獣には質感がなく、リアリティーもありません。(ヤブール人による人工合成生物という設定である「超獣」はリアリティーがなくても構いませんが。)  何か壮大な問いかけがあるかといえば、僕の知る限りほとんどありません。平成のシリーズはそれまでに比べて一気に質が下がります。上記のものに加えて、歌や音楽もいまひとつ重厚感にかけるといった印象です。加えて言えば、CGで問題を片づけようとする精神が気に入りません。不可能を可能にするという円谷特撮の根性は何処へ行ったのでしょう!

 このほど、ウルトラマンメビウスの映画があるようです。マンからAまで、主演俳優もそろって登場するとか。それはそれで面白そうですが、なんとなく幼い夢が壊されそうな気も・・・。 おまけに、ガッツ星人も再登場するとか。ガッツ星人といえば、セブン本編で唯一セブンを磔にし、殺害の一歩手前までいった恐るべき相手。デザインもかなり不気味さが出ていて、幼い日の僕にはとても怖いものでした。昔、僕が高熱で寝込んでいたときの夢にコイツが出てきたときほど恐ろしい夢は今まで見たことがありません。真夜中の大倉庫の闇の中で、ガッツ星人が僕を襲おうと追ってくるのです。殺される寸前で目覚めた記憶があります。もう二度と夢に出てきてほしくありません。そんなガッツ星人ですが、映画での新しいデザインを見たら悲しくなりました。やっぱり質感不足なのです。ちっとも恐ろしくありません。むしろ滑稽です。見た子供が悪夢を見るぐらいのものにしてほしいものです。また、あり得ないほど巨大な怪獣が登場しますが、予告映像を見たところ、コイツとのCGの戦闘シーンなどは目を覆いたくなるほど幻滅しました。

 まとめますと、円谷プロはかつての作品を超えるものをつくろうという気概がまだまだ足りないと思います。ウルトラセブンは総合芸術でした。これを超える作品はもう出ないのでしょうか・・・。

 ああ、つい熱がこもって語りまくりましたが疲れました。。。

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コメント

ティガだけは許してやってくれ!

投稿: | 2006年11月26日 (日曜日) 08時25分

 コメントありがとうございます。

 ウルトラマンティガですか。V6の人が出ていたやつでしたよね? うーん・・・。小さいころ少し見たことはありますが、あの辺りからウルトラマンの先行きがとても怪しくなってきたんですよね・・・。

投稿: SIR-5 | 2006年11月28日 (火曜日) 12時46分

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