僕が泣ける曲② LET IT BE
僕が好きなビートルズ。数ある彼らの名曲の中で、最初に泣けるようになったのがこのLET IT BEである。広く知られているように、PAUL McCARTNEYが作詞・作曲している(クレジットはもちろんLennon-McCartney)。
この曲は、ビートルズの曲の中で最も神聖な雰囲気を持っていると思う。そして宗教的だ。ミサで歌われてもおかしくないのではなかろうか。
この曲のメッセージはあらゆる苦難に直面している人々を対象にしている。いや、正確には彼らと一体となっている。彼らは思う。「あるがままにあろう。聖母がきっと助けてくださる。きっといつの日か報われる。希望よ消えてくれるな。」 この曲は見事に気持ちを代弁している。それだけでなく、その神聖な曲調と、崇高な精神に基づく歌詞、そして曲の盛り上がりによって偉大な応援歌に昇華を果たしているのだ。これこそまさにビートルズの手腕である。
困難に直面する度、僕はこの曲でリフレッシュしている。個人的には間奏が明けてからの3番が最も大きな泣き所である。Mother Maryというのが、聖母マリアとポールの母親メアリの2つを掛けたダブル・ミーニング(double meaning)であることもひとつのポイントである。僕はキリスト教徒ではないが、聖母に自分の母親のイメージを重ね合わせながら、苦しい状況のとき神聖な彼女が現れて知恵ある言葉を授けてくれるというのを想像するだけで言葉にならない感動を覚える。
このような崇高な感動のエネルギーを放つ曲を作った、ポールとビートルズは才能の炸裂ぶりには感嘆するばかりである。
LET IT BEが収録されているアルバムは以下の通り。
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Let It Be アーティスト:The Beatles |
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Let It Be…Naked (CCCD) アーティスト:ザ・ビートルズ |
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THE BEATLES 1 アーティスト:ザ・ビートルズ |
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1967〜1970 アーティスト:ザ・ビートルズ |
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パスト・マスターズ(2) アーティスト:ザ・ビートルズ |
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